古いメルセデスベンツ230S 鍵紛失作製
今回は車屋さんからのご依頼で、引き上げてきたメルセデスベンツの鍵が無いから作って欲しいとの事で
紛失キー作製のご依頼に行って来ました。
前情報では昭和40~50年頃(1965~1970)に製造された旧車のベンツ。
これは一筋縄ではいかないかなと気合満々で現場に向かいます。
現地到着でご対面したのは230Sと記された綺麗なワインレッドのメルセデスベンツ。
トランクやガスキャップ、運転席ドア、イグニッションといたるところに鍵穴があります。
ご依頼主さんと相談をして今回はドアの鍵そしてメインのイグニッションの鍵を作製させていただく事になりました。
とは言っても古い車の鍵作製、特にイグニッションの鍵を作製するのは困難を極めます。
キーの部材もそう多くはありませんし(あまり需要も無いので在庫を沢山は抱えてません。)業界内でも情報も少ないといった状況。
インプレッションという鍵作製方法を用いて、まっ、天気も良いので気長にやるか~と思っていたら意外とあっさり出来上がりました。
作業している本人もビックリです!(^^)!
メインのイグニッションキーが出来上がりましたら、今度はドアのキー作製ですがこちらはイグニッションほど作製難易度は高くありません。
鍵穴の中もスコープで覗けたりと鍵穴へのアクセスに色んな方法がとれます。
なのでこちらはピッキングとスコープにて鍵穴内を覗いて段差計測にて鍵を作製しました。
部材もわずかしか無いので、最悪2~3日はかかるかなぁなんて思ってスタートした鍵作製。即日出来て車屋さんもご満足のご様子。
2年に一回位、こういった古い車の鍵作製のご依頼をいただきます。
今回も私と同世代もしくは先輩?のメルセデスベンツ230Sさんの鍵紛失作製完了です(^^)/