頑張りました、ローバーミニ!
頑張って来ましたよ!ローバーミニ。
もうかれこれ20年も前の自動車ですね。ミニクーパー。
今でも愛好家の方たちもたくさんいらっしゃって女性からの評判も絶えない車両だそうです。
さてこちらのミニクーパー、今回は鍵の紛失からの作製依頼です。
実はクラシックミニと呼ばれるミニクーパーには3本の鍵が必要です。
左から順にイグニッションキー、ガソリンキャップ用のキー、ドアキーとそれぞれ鍵が1ヶ所ずつ独立しています。
ですので今回この3ヶ所を鍵の無い状態から作製する必要があるのです。
まずはドアの鍵とガソリンキャップの鍵をさっさと作製してしまいます。
こちらの2ヶ所はおよそ30分もあれば作製が完了します。
そして最難関、イグニッションキーの作製に取り掛かります。これがもう・・・大変。
実のところミニクーパーのイグニッションシリンダー、鍵を1本も無い状態から作製するのは極めて困難です。
お客様にも正直2日間の日数をいただきました。
昼の2時頃に作業を開始し、途中別の予約工事にも伺うため現場を外します。
戻っては再開、また現場を離れ戻っては再開を繰り返しました。
日も暗くなった頃これ以上は作業が難航すると判断し、割り切ってイグニッションの鍵穴をハンドルから取外し店舗に持ち帰って作業する事にします。
持ち帰ったシリンダー(鍵穴)からようやく鍵が出来上がったのが夜中の12時頃です。
翌日イグニッションシリンダーをハンドルに取り付けて完成です。
スペアを合わせて計6本の鍵をお客様に手渡し、作業完了です。
いやぁ、頑張りました(笑)
合鍵、スペアキーの作製でしたらこの3本全部で15分もあれば完成するのですが。
ある意味、現在のイモビライザーキーよりセキュリティ性が高いような気もします。
まだまだ人気の絶えないローバーミニ、私の魂も入ってますのでこれからも永く乗り続けて下さいね。