マンション・エントランス オートロック電気錠修理
管理会社様より京都市上京区、河原町丸太町近郊のマンションにてオートロックの電気錠の調子が悪いのでみていただけませんか。とのご依頼です。
故障状況を確認すると鍵を開けても瞬時に施錠したり、運良く扉が開いてもすぐにデッドボルトと呼ばれるカンヌキが扉の枠から出っ張ってくるため扉が綺麗に閉まらなくなってしまいます。
今回こちらのマンションにて使用されている電気錠はMIWA社のAL3MN。旧ナショナル、パナソニック製の電気モーター錠で現在当社のテスターではパナソニック製の電気錠は診断する事ができません。
また管理人室に設置されている制御盤を確認してみるとこちらも、もちろんパナソニック製のWQN4503Wです。
こうなると自力で故障個所を見つけるしか方法がとれません。
何度も何度も扉の開閉を繰り返すと一つの法則性が見つかりました。通常、電気錠は扉の開閉状況と鍵の開閉状況を制御盤に表示します。(赤いランプ)
上の赤いランプは扉の開閉状況を示すランプなのですが、扉が閉まると閉まった直後はランプが消灯するのですが、すぐに再びランプが点灯します。扉が閉まっているのにランプは開いてると言っているのです。
ようやく故障個所が絞れてきました。
電気錠の動作は信号通りに動いているので問題無し。制御盤もしくは信号関連の故障です。配線や操作機等シラミ潰しに探します。
ようやく故障箇所と原因が解明しました!補修部品も当社在庫であったためそのまま修理します。
最後に少しだけ制御盤のディップスイッチの設定を、使い勝手の良いように変更させていただきました。
扉が閉まって電気錠が閉まるスピードを瞬時から2秒に。こうすると万が一扉がパタンパタンとバウンドしても確実に鍵がかかります。
そして鍵を開けてドアを開けずにそのまま放置の状態も瞬時から30秒に変更。あっ、ポストの郵便物取るの忘れたなんて時に役立ちます。
今回の作業も勉強になりました。まさかこんな形で不具合がでるとは思ってなかったので・・・。
マンション・エントランスの電気錠トラブルもカギの救急車・京都(五条通店・下鴨店)におまかせ下さい。