べスパLX125 イモビライザーキー合鍵作成
こんにちは、店舗スタッフのKです。
このところ寒い日が続き、バイク乗りには辛い季節ですね…。
そんな中、イタリア製のスクーター、べスパLX125のスペア作成でご来店いただきました!
凄く綺麗なこちらのべスパですが、実はもともと相当に年季の入った車両を知人の方から譲り受け、お客様ご自身で部品の交換から駆動系の整備までされたのだそうです。
なんと塗装までご自身でされたとか!
「直すのが好きなんですよ!」と凄く楽しそうに仰っているのが印象的でした。
さて、さっそくキーをお預かりしてみると、こちらはなかなかに危険な状態でした…。
べスパの新車には本来ヤマハやカワサキのようなイモビライザー登録用のマスターキーが付属しているのですが、車両がお客様の元に来た時点で既に失われていたそうです。
現在お使いの青いキーは最後の一本とのことでしたが、こちらはこちらで材質の劣化により頭部分がぐらぐらしており、何かの拍子に破損してもおかしくない状態です。
もしもこの頭部分が抜け落ちてしまうとイモビライザーのチップも同時に失われるため、エンジンがかからなくなってしまいます。
万が一の可能性も考え、頭部分に変な力がかからないよう慎重に作業を進めます。
まずは外溝キーをカットし、各部のシリンダーで回りを確認。
イモビライザーの方は以前担当したべスパとはまた違うタイプだったので少し迷いましたが、あれこれ試して無事に登録完了。
最後にエンジン始動まで確認して作業終了です。
25分ほど(バイク談義の時間含む)でお作りできました(笑)
調べてみると、べスパの純正キーが経年劣化で破損するという事例は実は結構あるようです。
ラバー系の材質なので使い心地はすごく良さそうなんですけどね…。
お心当たりの方は転ばぬ先の合鍵作成!登録用マスターキーもキーナンバーも必要ありませんので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。