KTM純正トップケース 錠前修理と合鍵
こんにちは、スタッフKです!
お客様持ち込みにて、「バイクのトップケースを中古で手に入れたのですが、施錠出来ないので見てもらえませんか」とのご依頼です。
バイク好きの私としてはトップケースがくっついているオーストリア製KTM1190アドベンチャーが気になって仕方ないわけですが…、まぁそれは置いといて、とりあえずケースを取り外して店内で診断します。
見たところトップケースはKTMの純正オプションのようですが、錠はBURGというメーカーのものが使われています。
ロッカー等でたまに見かけるメーカーですが、たしかドイツ製だったか…ユーロ圏はインターナショナルですね。
鍵を挿してみると、錠前が少しぐらつきます。
そのままでも鍵はきれいに回りますが、たしかにどちらに回しても開いてしまいますね。
鍵穴には異常はなさそうですが、錠前のゆるみが原因ではないとすると…?
錠を跳ね上げて裏側を見てみると、なんと留め金が左右逆に付いています!
本来鍵を回して下げるはずの留め金がこれでは上がってしまうので、そりゃ施錠できないわけです。
根本に巻き付いている黒い針金も謎部品。
前の持ち主が分解した?でも何のために??
経緯はさっぱりわかりませんが、とりあえず一度錠前をバラしてついでに注油し、正しく組みなおすとしっかり施錠できるようになりました。
「ついでに合鍵もできますか!?」とのことでしたので、一番近い形のブランクキーを少し加工して2本作製させていただきました。(これ国内では材料出てません。こっちの方が悩んだかも…)
当店では他にもGIVI(ジビ)、HEPCO&BECKER(ヘプコ&ベッカー)、SHAD(シャッド)等、様々なトップケース・パニアケースの合鍵をお作りしています。
あとキジマのヘルメットロックであるとかレッドバロンのチェーンロックなんかもたまにお問合せを頂きますが、もちろんお作り出来ます。
紛失した鍵の作製も行っておりますので、ご依頼の際はぜひバイクに乗ってご来店ください!(今回みたいに材料出てない事が多いので鍵穴で合わせて作る為です。私がバイク見たいだけでは決してありません。決して。)
ご来店ありがとうございました!