ダイハツ・ミゼットⅡ エンジンキーが回らない!
ダイハツ・ミゼットⅡのイグニッションが回らなくて困っていますとの事でお客様が来店されました。
お持ちの鍵を見てみるともうかれこれ17~18年は使っていますとの事で鍵もかなり擦り減っていました。
まずはこちらの鍵を一度擦り減ってない新品の状態にして欲しいと、鍵を擦り減りの無い出荷時の状態にお作りしてみました。
お客様が戻ってこられやはりまだ回らない。ドアの鍵は回るのに・・・との事です。
おそらくこれは鍵穴の方も擦り減ってるんじゃないでしょうか?とご予算をお伝えし現地に伺うことにしました。
まずはミゼットⅡのハンドル回りを分解し、イグニッションシリンダーを取り外します。
作業車に外したシリンダーを持ち込みオペ開始です。
シリンダーの回らない原因となっているのは左上に散らばっている6枚のタンブラーと呼ばれる金色の部品が擦り減っているからです。
このタンブラーを全て新しいものに取り換えなおかつシリンダー内部を綺麗に清掃します。
元どうりにシリンダーを戻し、ハンドル部分を組み上げて完成です。
イグニッションシリンダーをリフレッシュすれば動きはぎこちないですが、擦り減った元の鍵でも回すことは可能です。もちろん出荷時状態に切りなおした鍵であれば違和感なく鍵が使えます。
愛着をもって乗り続けてこられたミゼットⅡ。もうそろそろ廃車にしようかなとお話されていましたが、これでまだもう少し乗っていただけそうですね。